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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻8号

1997年07月発行

症例

尿路への自然破裂を認めた化膿性腎嚢胞

著者: 伊藤弘之1 高橋淳1 菊地隆1 神村典孝1 高橋伸也1 鈴木唯司1

所属機関: 1弘前大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.557 - P.559

文献概要

 症例は64歳の女性。発熱および右側腹部痛を主訴に受診。USGおよびCTにて右腎上極に辺縁平滑な厚い被膜に覆われた腫瘤を認め,化膿性腎嚢胞と診断した。ドレナージ施行時の嚢胞造影にて尿路への交通を認め,その後交通路は自然閉鎖したため尿路への自然破裂と思われた。治療は,尿路との交通を認めたことから再発の危険性を考慮し,嚢胞壁切除術を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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