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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻8号

1997年07月発行

症例

尿閉を来した子宮筋腫

著者: 久末伸一1 丸田浩1 柳瀬雅裕1 加藤隆一1 下谷保治2 井上雄子2

所属機関: 1市立室蘭総合病院泌尿器科 2市立室蘭総合病院産科婦人科

ページ範囲:P.575 - P.577

文献概要

 症例は46歳,女性。尿閉を主訴に当科を受診した。骨盤部CT検査にて腫大した子宮により著明に圧排された膀胱を認め,MRI矢状断でも圧排された膀胱を認めた。チェーン膀胱尿道造影では,膀胱後壁から尿道にかけて後方からの著明な圧排とそれに伴う尿道の偏位を認めた。子宮筋腫による尿閉の診断のもと,産婦人科にて腹式子宮全摘術を施行した。術中,新生児頭大の子宮の小骨盤腔への嵌頓を認めた。翌日より排尿状態の改善を認めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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