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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻9号

1997年08月発行

症例

鈍的外力により子宮内胎児死亡と急性腎不全を生じたクラッシュ症候群の1例

著者: 山本員久1 柴原伸久1 木山賢1 瀬川直樹1 上田陽彦1 勝岡洋治1

所属機関: 1大阪医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.658 - P.660

文献概要

 症例は28歳.妊娠32週の女性。鈍的外力により受傷し,子宮内胎児死亡とクラッシュ症候群による急性腎不全を併発したため当科を紹介された。分娩に関しては経腟分娩を選択し,死産に至った。急性腎不全に関しては,血液濾過透析(hemo-diafiltration:HDF)を施行し,受傷後約30日で利尿期となった。血中ミオグロビン濃度が正常化した時点で腎機能は改善しており,血中ミオグロビン濃度は腎機能回復の良い指標と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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