icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻9号

1997年08月発行

症例

精索原発混合型脂肪肉腫の1例

著者: 堀口明男1 中村薫1 住友誠1 村井勝1 向井万起男2 岡村桂吾3

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科 2慶應義塾大学病理診断部 3秩父市立病院泌尿器科

ページ範囲:P.670 - P.672

文献概要

 症例は52歳,男性。右陰嚢内腫瘤を主訴に近医を受診し,増大傾向を認めたために右高位精巣摘出術を施行された。病理組織学的に確定診断がつかないまま経過観察されていたが,当院での加療を希望し来院した。病理組織学的には精索脂肪肉腫であった。画像検査上は残存腫瘍,遠隔転移を疑う所見を認めなかった。術後補助療法として放射線療法(50Gy)を施行した。術後約1年を経過したが,局所再発および遠隔転移を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら