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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻9号

1997年08月発行

文献概要

症例

膀胱原発カルチノイド

著者: 酒本護1 石川成明1 江尻進1 岡田英吉2

所属機関: 1高岡市民病院泌尿器科 2富山医科薬科大学第一病理学教室

ページ範囲:P.679 - P.681

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 患者は64歳,男性。主訴は無症候性の肉眼的血尿。術前検査にて膀胱の右尿管口近くに長径2cmの広基性の粘膜下腫瘍を認めたため,経尿道的切除術を行った。手術後の病理学的検査でカルチノイドと診断した。また,筋層浸潤は認めなかった。術後に消化器系,気管支,縦隔を含めてカルチノイドの原発巣および転移巣の有無を検索したが,異常を認めなかった。以上より,本症例は膀胱原発のカルチノイドと診断した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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