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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻1号

1998年01月発行

症例

停留精巣に合併した精索捻転症

著者: 千野健志12 山中弥太郎3 多田実1 新井律夫1 滝本至得3

所属機関: 1埼玉県立小児医療センター泌尿器科 2現 日本大学医学部泌尿器科 3日本大学医学部附属駿河台病院泌尿器科

ページ範囲:P.47 - P.49

文献概要

 症例は1歳,男児。生後2か月時,右停留精巣で紹介受診。外来経過観察中,右鼠径部腫瘤の増大に気付き来院した。超音波,MRIにて右鼠径部に内部やや不整な腫瘤を認めた。右停留精巣に合併した精索捻転症または精巣腫瘍の術前診断で手術を施行した。術中所見では,右精索は時計回転方向に270度捻転しており,右精索捻転症と診断。捻転を修復したが血流が得られないため,右高位精巣摘除術を施行した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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