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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻1号

1998年01月発行

症例

腎被膜に発生した悪性線維性組織球腫

著者: 清水弘文12 清水伸浩3 伊津野脩3 岡田収司4

所属機関: 1八潮中央総合病院泌尿器科 2現 帝京大学医学部泌尿器科 3白岡中央病外科 4上尾中央臨床検査研究所病理部

ページ範囲:P.69 - P.71

文献概要

 72歳,女性。主訴は嘔吐,下痢。諸検査にて左腎被膜由来の腫瘍を疑ったが,左腎細胞癌や左腎肉腫なども否定できず,左腎全摘除術を施行した。病理組織学的には,腎被膜から発生した悪性線維性組織球腫であった。その後,補助化学療法を施行して経過観察中であるが,術後10か月の現在,再発・移転の徴候は認めない。腎および腎被膜から発生する悪性線維性組織球腫は稀であり,自験例は本邦30例目に相当する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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