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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻10号

1998年09月発行

原著 小児泌尿器科手術・9

女児外陰部形成術

著者: 林祐太郎1 丸山哲史1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.731 - P.735

文献概要

 先天的な副腎酵素障害により副腎由来のアンドロゲンの過剰分泌が起こり,外性器の男性化を来す副腎性器症候群には,女児外陰部形成術が必要となる。具体的には,陰核背側の神経血管束を温存しながら陰核体部を切除し,亀頭部を外陰部の適切な位置に再吻合する陰核形成術,陰核包皮を用いた小陰唇形成術,会陰部の皮膚弁を用いた腟口形成術が行われる。真性半陰陽や混合型性腺形成不全症などの性分化異常症の中にも,本手術の適応となるものがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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