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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻10号

1998年09月発行

原著

早期前立腺癌診断におけるPSATの検討

著者: 藤田公生2

所属機関: 1 2浜松医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.743 - P.745

文献概要

 前立腺癌の早期発見を目的として,種々の指標を検討した。前立腺肥大症26例,局在性前立腺癌41例の計67例についてPSA値,経直腸超音波断層法による容積,その比であるPSADおよびPSATを比較した。PSADは前立腺肥大症で0.13±0.09ng/ml/cc,前立腺癌で0.23±0.15ng/ml/ccであった(p<0.001)。PSATは前立腺肥大症で0.21±0.15ng/ml/cc,前立腺癌で1.09±0.83ng/ml/ccであった(p<0.OOO1)。前立腺癌患者の鑑別にPSATは有用と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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