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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻10号

1998年09月発行

文献概要

症例

両側同時性精巣セミノーマの1例

著者: 山本巧13 中村敏之1 加藤宣雄1 山中英寿2

所属機関: 1館林厚生病院泌尿器科 2群馬大学医学部泌尿器科 3現 本島総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.769 - P.771

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 患者は43歳,男性。両側同時性精巣腫瘍の診断にて両側高位精巣摘除術を施行した。病理組織学的診断は両側とも定型的セミノーマ病期1,pT1 N0 MOであった。術後補助療法として左右腸骨動脈,傍大動脈リンパ節に対して36Gyの放射線照射を施行し,現在外来にて経過観察中である。組織適合抗原(以下,HLA)検査にて両側精巣腫瘍患者に高頻度に認められるHLA-A24が認められ,HLAの関与が推測された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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