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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻10号

1998年09月発行

症例

フルニエ壊疽が疑われた高齢者陰嚢壊疽

著者: 釜井隆男1 高木健太郎1

所属機関: 1東京都多摩老人医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.785 - P.787

文献概要

 陰嚢の発赤と疼痛を主訴とした87歳,男性。陰嚢表皮は剥離し,壊死を呈していた。C反応性蛋白は16.8mg/dlと著増し,血小板は3.5×104/μlと著減していた。DICを併発したフルニエ壊疽を疑い,抗生物質投与,抗DIC療法,切開排膿ドレナ—ジを施行した。治療開始3か月後には全治し退院となった。細菌検査にて壊疽創,動脈血液.尿から大腸菌が検出されており,起因菌と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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