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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻10号

1998年09月発行

小さな工夫

半経皮的尿管ステント留置の際の工夫

著者: 猪股出1

所属機関: 1水戸赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.790 - P.791

文献概要

 経皮的にダブルピッグテイル(以下,D-J)の尿管ステントを留置する際の第1の難問は,腎盂に入ったガイドワイヤーを直に腎盂尿管移行部・尿管へ誘導することである。通常の場合,尿管に誘導できたガイドワイヤーを膀胱へ進行させることにはさほど苦労しない。第2の難問はD-Jをガイドワイヤーに沿って押し込む際に,尿管狭窄性病変部の抵抗によって皮下と尿管下端の間でD-Jが進まなくなることである1)。第3の難問はD-Jの位置の判断,調整がしづらいことである。筆者はX線透視下にガイドワイヤーを経皮的に膀胱まで入れて,その後は経尿道的にD-Jを留置している。いわば半経皮的にD-Jを留置しているので,その際の小さな工夫を含めて紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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