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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

症例

フルタミドにより惹起された重症肝炎

著者: 桜井正樹1 松浦浩1 山下敦史2 近藤徳也3 有馬公伸4

所属機関: 1松阪市民病院泌尿器科 2尾鷲市民病院泌尿器科 3近藤クリニック 4三重大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.851 - P.853

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 67歳,男性。術後に再発予防としてフルタミド375mg/日を投与していた。投与開始後15週まではデータ上も異常を認めなかったが,20週目に高度な肝機能障害を生じた。入院後に休薬し,肝庇護剤,ウルソ、ステロイドを使用するが,T-Bilは入院後7日目に31mg/dLにまで急激に上昇した。血漿分離によるビリルビン吸着療法を開始したところ,急速に状態の改善をみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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