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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

症例

超音波で診断した陰嚢内非触知精巣腫瘍

著者: 安達高久1 守屋賢治1 江崎和芳1

所属機関: 1八尾市立病院泌尿器科

ページ範囲:P.855 - P.858

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 37歳,男性。多数の肺転移腫瘍,後腹膜のバルキイ腫瘍を認め,ヒト絨毛性ゴナドトロピン122,000mlU/ml,β—ヒト絨毛性ゴナドトロピン1,200ng/ml,AFP3.4ng/mlであった。—方,精巣は触診上正常であったが,超音波検査で径12mmの低エコー像を示す腫瘍を認め,左精巣腫瘍と診断し,摘出した。組織は精上皮腫であった。化学療法により一時的に腫瘍マーカーが正常化し,後腹膜リンパ節郭清術を施行したが,その後に肺転移巣の増大,腰椎転移の出現がみられ,初診後33か月目に死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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