文献詳細
文献概要
交見室
慢性前立腺炎再考/徳中荘平先生の「Cecoureteroceleについての一考察」に対する私の考え
著者: 荒木徹1
所属機関: 1あらき腎・泌尿器科クリニック
ページ範囲:P.888 - P.889
文献購入ページに移動私は上記の私見掲載以降,NBPとPDの治療はこれを感染症ととらえている限り進展はない,かつ両者は同一疾患ないし症候群であり,EPS中白血球数で分別する意義はない,と認識して診療しております。現にCampbell’s Urology第7版(1998)ではMearesが「この両者は感染症ではない」としていますし,本邦にも池内らの一連の報告や名出の秀れた総説(日泌尿会誌84:1993)などがあります。私は再度,自らの診療体験に基づく実感的根拠を挙げて先生方のご批判を仰ぎたいと思います。
掲載誌情報