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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻12号

1998年11月発行

小さな工夫

有溝ゾンデを用いた膀胱全摘標本の尿管切開

著者: 大橋正和1 石川博通1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.976 - P.976

文献概要

 全摘した膀胱の切り開き方として,膀胱癌取扱い規約には,「原則として尿道断端より尿道前壁,膀胱前壁を正中線に沿って頂部まで切り開く。次に左右の尿管に沿って尿管口とともに膀胱壁を切り開く」とある1)。この尿管を膀胱壁とともに切り開く作業は,意外と難しいものである。筆者らは有溝ゾンデを用いて上記の作業を行っており,有用と思われるのでここに紹介する。
 有溝ゾンデは図1のように半円状の溝があるゾンデであり,脳外科領域で硬膜を切開する際に硬膜の下に挿入し,脳,脊髄を保護するためのゾンデである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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