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交見室
「紫色採尿バッグ症候群の2例」を読んで
著者: 朴勺1
所属機関: 1滋賀医科大学泌尿器科
ページ範囲:P.981 - P.981
文献購入ページに移動こんな時にタイミングよく本論文が掲載されましたので,非常に参考になりました。本論文では,採尿バッグが紫色に着色することは決して稀な現象ではないであろうが,日本では18例の報告をみるのみであると述べられています。私自身,10年ほど前に看護婦さんから相談されたことがあるのですが,特に気にすることなく過ごしてきました。今回は同時に2例を経験しましたので,放置できないと考えていたところでした。この論文を読んだ直後に,私は医局にいた5人の同僚に紫色排尿バッグ症候群を経験したことがあるかどうかを尋ねたところ,そのうちの2人は経験したことがあるとのことでした。したがって,このような現象は報告が少ないものの,稀ではないと考えられます。
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