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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻13号

1998年12月発行

原著

第三世代の電磁変換方式結石破砕装置による尿路結石の治療経験

著者: 高月健太郎1 山本隆次1 石田規雄1 藤井徳照1 谷口淳1 雨宮裕1 峰正英1 田原達雄1 大嶋利明2

所属機関: 1明理会大和病院泌尿器科 2明理会大和病院臨床工学科

ページ範囲:P.1017 - P.1020

文献概要

 筆者らは,大和病院泌尿器科でModulith SLXの臨床経験をした。症例は男性30例,女性19例の49例で,年齢は17〜84歳(平均45.9歳)であった。結石は腎結石が18例,尿管結石が31例,大きさは4mm以下が3例,5〜10mmが28例,10mm以上が18例であった。原則として外来通院とし,ジクロフェナクナトリウム50mg坐薬挿肛以外は一般的に無麻酔で行ったが,1例に硬膜外麻酔,2例に腰椎麻酔を施行した。治療効果は術後1か月のKUBにて判定し,有効率は85、7%であった。主な副作用は疹痛,血尿などで,特に治療を必要としなかった。Modulith SLXは無麻酔にて結石破砕を短時問にでき,有用な治療方法であると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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