icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻13号

1998年12月発行

症例

腎自然破裂を来した腎細胞癌

著者: 久末伸一13 高木良雄1 安達秀樹1 赤樫圭吾1 内田耕介1 若林淳一2

所属機関: 1函館五稜郭病院泌尿器科 2函館五稜郭病院泌尿器科病理部 3現 北海道済生会小樽北生病院泌尿器科

ページ範囲:P.1027 - P.1029

文献概要

 症例は64歳,男性。仕事帰りのバスの中で突然右側腹部痛が出現した。疼痛が徐々に増強し,救急車にて当院内科を受診した。腹部CT上,内部不均一な造影のある直径4cmの腫瘤と,その周囲に被膜外へ進展する血腫様の像を認めた。腎細胞癌による腎自然破裂が疑われたため,2週間後,胸腹斜切開にて根治的右腎摘除術を施行した。病理組織は腎細胞癌であり,術後6か月が過ぎた現在も転移,再発は認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら