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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻13号

1998年12月発行

症例

眼窩転移で発見された腎細胞癌

著者: 鈴木一実1 橋本紳一1 菅谷泰宏1 湯沢政行1 小林裕1 徳江章彦1

所属機関: 1自治医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.1045 - P.1048

文献概要

 73歳,男性。複視,眼球突出を主訴に近医を受診した。左眼窩内に腫瘤を認めたため吸引細胞診を施行したところ,class.IVとの結果であった。また,全身の精査にて左腎細胞癌,左眼窩転移,多発性肺転移,右鎖骨窩リンパ節転移の診断で根治的腎摘除術を施行した。術後インターフェロンαの投与,眼窩転移に対して塞栓術を施行したが,腫瘍は口腔内にまで増大し,肺炎の合併,全身状態の悪化を認めて死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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