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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻2号

1998年02月発行

原著

前立腺針生検の臨床的検討

著者: 篠島弘和12 信野祐一郎1 川倉宏一1 栗栖康滋3 上野洋男4

所属機関: 1市立小樽病院泌尿器科 2現 手稲渓仁会病院泌尿器科 3栗栖皮膚科・泌尿器科 4市立小樽病院病理部

ページ範囲:P.121 - P.125

文献概要

 当科における前立腺生検193例につき,前立腺癌診断上の問題点を検討した。1993年1月より1996年6月までの間に,主として下部尿路症状を訴えて当科を受診した症例のうち,直腸診,前立腺特異抗原高値などにより前立腺癌を疑った193例に生検を行った。生検で60例に前立腺癌の診断がなされた。さらに初回の生検で癌を認めなかった症例のうち72例に経尿道的前立腺切除術を行い,5例に癌を認めた。直腸診単独,前立腺特異抗原単独,直腸診+前立腺特異抗原のそれぞれによる陽性予測値は9.1%,15.7%,70.3%であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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