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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻2号

1998年02月発行

症例

24年間放置された尿道異物

著者: 門間哲雄12 荻原正通1 池内幸一1

所属機関: 1大田原赤十字病院泌尿器科 2現 国立東京第二病院泌尿器科

ページ範囲:P.141 - P.143

文献概要

 症例は42歳,男性。24年前に尿道口からボールペンの先端部を友人から挿入されたまま放置していた。最近になり,亀頭部の疼痛と腫脹それに伴う排尿困難が出現したため当院を受診した。単純撮影にて尿道に石灰化を認め,尿道異物の診断にて緊急入院となった。膀胱瘻を造設し抗生剤にて局所炎症所見を軽快させた後に外尿道口切開を施行し,結石化した異物を除去した。最近の本邦の報告において,調べ得た限りでは本症例は最も長期間の尿道異物であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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