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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻3号

1998年03月発行

特集 泌尿器科領域における分子生物学の臨床応用:診断編

腎細胞癌の分子生物学的診断—分子生物学的手法による腎細胞癌の発生予測と生物学的悪性度評価

著者: 冨田善彦1

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.207 - P.212

文献概要

 腎細胞癌では他の悪性腫瘍に見出された遺伝子異常はいずれも普遍的なものではなく,免疫化学的に血清中に検出されうる特異的な腫瘍マーカーが存在しないために,分子生物学的診断の応用範囲は狭いといわざるをえない。本稿では,発生の予測(発生リスクの検討)に利用できると思われるVHL遺伝子,c-met遺伝子,また腫瘍の生物学的悪性度の評価に関係する可能性のあるいくつかの分子について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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