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手術手技 小児泌尿器科手術・3
文献概要
巨大尿管に対する治療法の選択は,超音波を用いた尿路疾患スクリーニング検査の普及とともにこれまでとは大きく変化しており,拡張が高度の症例でも長期間にわたり腎機能に変化がみられないことが多い。手術に際しては尿管を縫縮する尿管形成術の原理と適応をよく理解し,術後の狭窄とVURの発生を防止する必要がある。特殊な型として中部尿管狭窄があり,術中に尿管蠕動をよく観察し,尿管端々吻合術の適応も考慮する。
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