icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻4号

1998年03月発行

増刊号特集 膀胱全摘除術と尿路変向術のすべて

Ⅴ 手術手技 1.基本手技

リンパ節郭清

著者: 八木静男1 後藤俊弘1 川原元司1 大井好忠1

所属機関: 1鹿児島大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.73 - P.80

文献概要

はじめに
 膀胱癌に対する膀胱全摘除術時のリンパ節郭清についてはすでに多数の報告があり,その適応と意義について議論の余地はない。
 後腹膜腔へは経腹膜的あるいは経腹膜外的にアプローチし,逆行性あるいは順行性に郭清を行う。郭清範囲を標準的郭清範囲のみにとどめるか,総腸骨リンパ節までの郭清を行うかは施設間で異なる。
 リンパ節郭清は,単独でなされるものではなく,引き続き行う膀胱全摘除術がいかに容易にかつ確実に行えるかを念頭に置き,アプローチと血管処理を工夫することが大切である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら