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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻4号

1998年03月発行

増刊号特集 膀胱全摘除術と尿路変向術のすべて

Ⅴ 手術手技 2.膀胱全摘除術

尿道摘除術

著者: 蓮井良浩1

所属機関: 1宮崎医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.99 - P.106

文献概要

はじめに
 膀胱腫瘍に対して膀胱全摘除術が施行されたあとの尿道再発の頻度は,4〜17.5%1,2)といわれている。尿道再発の危険因子として,(1)多発性腫傷,(2)上皮内癌,(3)膀胱頸部腫瘍,(4)前立腺部尿道腫瘍が存在する場合が挙げられる。これらの危険因子が存在する場合は当然であるが,代用膀胱を造設するときや手術に対して高い危険度を有している患者の場合を除いて,尿道摘除術は施行される。尿道摘除術の手術時間は30分程度であるが,膀胱全摘除術と尿路変向術が別々のチームで行われる場合には,尿路変向術と並行して行うことができる。
 本稿では,膀胱全摘除術に引き続き行われる尿道摘除術の手技の詳細について,男性と女性に分けて,他の手術書3〜7)も参考にしながら述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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