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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻4号

1998年03月発行

文献概要

増刊号特集 膀胱全摘除術と尿路変向術のすべて Ⅴ 手術手技 3.尿路変向術 (3)膀胱再建術

S状結腸利用膀胱再建術

著者: 上領頼啓1 竹本雅彦1 栗栖弘明1 毛利淳1 万波誠2 竹内賢2

所属機関: 1済生会下関総合病院泌尿器科 2市立宇和島病院泌尿器科

ページ範囲:P.219 - P.228

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はじめに
 手術術式の選択に際してはその疾患の病態を十分に把握し,さらに術後の患者のQOLを考慮したうえで決定されなければならない。
 近年,膀胱摘出術後の尿路変向術においては,Brickerの報告した回腸導管に比べ,より術後のQOLが優れているKock pouch, Mainz pouch, Indian pouchに代表される自己導尿による非失禁型尿路変向術が登場してきた。さらに,自然排尿型尿路変向術がGoldwasserら1),Skinnerら2),Hautmann3)らにより紹介され,手術適応には制限があるものの,より生理的に近い術式として,本邦においても山中ら4)によりその有用性が実証されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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