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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻4号

1998年03月発行

文献概要

増刊号特集 膀胱全摘除術と尿路変向術のすべて Ⅵ 術後管理と合併症対策 5.晩期合併症とその対策

尿路変向術後の腎盂腎炎

著者: 柳川眞1

所属機関: 1三重大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.297 - P.302

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はじめに
 尿路とは,元来,腎で作成された尿を腎盂,尿管を通り膀胱に貯留させ,尿道より体外に排泄させる臓器であり,そこには尿路感染を予防する様々な機構が存在している。膀胱を摘出し尿路を変向することは自然な尿の流れを破壊するため,また特にカテーテル挿入例や留置例では外界からの菌の侵入は防ぎきれず,容易に尿路感染を起こす素因を持つことになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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