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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻5号

1998年04月発行

文献概要

症例

ESWL施行後に発見された腎動静脈瘻

著者: 丸山栄勲1 瀬川直樹1 岩本勇作1 東治人1 伊藤奏1 勝岡洋治1

所属機関: 1大阪医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.327 - P.330

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 右腎結石に対するESWL施行後,高度の肉眼的血尿をきたした右腎動静脈瘻の1例を報告する。自験例は,右腎動静脈瘻と診断されたが,その発生にESWLが関与したかどうかは不明である。治療としては,経皮的カテーテル動脈塞栓術(TAE)を施行した。初回ゼルフォームを塞栓物質として使用したが動脈分枝の再開通を認めたため,その後2度にわたり無水エタノール併用による塞栓術を行った。術後8か月を経過しているが,再開通を思わせる臨床症状は認められていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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