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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻5号

1998年04月発行

症例

自己血回収法にて無輸血で部分切除術を施行した腎外傷

著者: 森田研15 北原学1 和泉裕一2 中久保善敬3 笠井世津子4

所属機関: 1名寄市立病院泌尿器科 2名寄市立病院第2外科 3名寄市立病院第1外科 4名寄市立病院麻酔科 5現 北海道大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.335 - P.338

文献概要

 症例は33歳,女性。早朝に部屋で高所より転落し右側腹部を打撲,腹部膨満と右腹痛を訴え受診した。CTにて右腎中極の断裂を認め,右腎部分切除術を行った。肋骨弓下横切開にて腹腔内に入り,大動静脈および右腎動脈を確保し,全阻血時間60分で断裂した右腎下極を切除した。術野より自己血回収輸血を行い,周術期を含めて同種血輸血を行わなかった。術後合併症を認めず,残存腎機能は良好である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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