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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻6号

1998年05月発行

症例

保存的に経過観察を行った褐色細胞腫自然破裂

著者: 上床典康1 田岡佳典2 車英俊1 早川正道1 中村宏1

所属機関: 1防衛医科大学校泌尿器科 2自衛隊中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.411 - P.413

文献概要

 47歳,女性。うっ血性心不全を契機に発見された後腹膜腫瘍の自然破裂が認められ,保存的に経過観察を行った。手術的療法も考慮したが,全身状態が良好でなかったことと,本人および家族の希望もありとりあえず経過観察とし,将来手術を検討する方針をとった。MIBG副腎シンチでは後腹膜腫瘍にRI取り込みは認めなかったが,血中および尿中カテコールアミン値の著しい上昇によって褐色細胞腫の診断を得た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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