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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻8号

1998年07月発行

文献概要

症例

経動脈的塞栓術後に手術を施行した小児陰嚢内血管腫

著者: 木村高弘1 古田希1 斑目旬1 長谷川倫男1 岸本幸一1 大石幸彦1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.615 - P.617

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 11歳,男児。生下時より陰嚢に紅色斑を認めていたが,4歳時の左陰嚢水腫根治術後に増大したため当科を受診した。画像検査により血管腫と診断し,骨盤動脈造影を施行した。栄養動脈の両側内陰部動脈と左外陰部動脈に対してTAEを施行し,その7日後に摘出術を施行した。組織は海綿状血管腫であった。本症例ではTAEを併用することにより血管腫と周囲組織の境界が明瞭になり,摘出が容易になった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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