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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻9号

1998年08月発行

症例

胆嚢癌腎転移

著者: 原野正彦13 安東定2

所属機関: 1国立中津病院泌尿器科 2北九州市立医療センター泌尿器科 3現 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.667 - P.669

文献概要

 83歳,女性。肉眼的血尿と右腰背部痛を主訴に当科を受診した。画像診断上,右腎腫瘍と診断され,根治的右腎摘出術を施行した。しかし,術中胆嚢に硬結を認め,また胆嚢底部は肝臓と癒着していたので,胆嚢摘出術・肝部分切除術を併せて施行した。病理組織診断は胆嚢原発の中低分化型腺癌であり,肝臓・腎臓は転移巣と診断された。転移性腎腫瘍が生存中に発見されることは比較的稀である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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