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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科52巻9号

1998年08月発行

症例

尿膜管由来と考えられた膀胱印環細胞癌

著者: 坂上和弘1 小野豊2 妹尾博行3 武本征人4

所属機関: 1東大阪市立総合病院泌尿器科 2大阪大学泌尿器科 3小松病院泌尿器科 4新千里病院泌尿器科

ページ範囲:P.675 - P.677

文献概要

 症例は,67歳,男性。肉眼的血尿を主訴に受診した。膀胱頂部に非乳頭状広基性腫瘍を認め,経尿道的膀胱腫瘍生検術にて印環細胞癌と診断された。頂部またはそれに近い前壁に腫瘍が存在すること,腫瘍と正常粘膜上皮の境界が明瞭であること,他の臓器には腺癌を認めないことより,尿膜管由来印環細胞癌と診断し,拡大膀胱部分摘除術を施行した。術後経過は順調で,腫瘍の再発,転移を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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