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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻1号

1999年01月発行

症例

慢性閉塞性肺疾患を合併した後腹膜キャッスルマン病の1例

著者: 栗原憲二1 水関清1 宍戸悟2 万波誠2

所属機関: 1市立字和島病院病理検査科 2市立字和島病院泌尿器科

ページ範囲:P.67 - P.70

文献概要

 45歳,男性。口内炎と発熱を主訴に来院した。精査中に右骨盤腔に6cm大の腫瘤を認め,摘出術を施行した。腫瘤の病理組織診断はキャッスルマン病(硝子血管型)であった。腫瘤摘出1か月後に呼吸困難が出現し,徐々に増悪した。慢性閉塞性肺疾患(COLD)を疑い治療を行ったが,術後33か月で呼吸不全のため死亡した。重篤なCOLDを合併したキャッスルマン病はこれまでに4例の報告がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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