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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻1号

1999年01月発行

文献概要

症例

治癒的切除のため血行再建を要した後腹膜悪性線維性組織球腫

著者: 上川禎則1 杉本俊門1 岩田裕之1 金卓1 坂本亘1 早原信行1

所属機関: 1大阪市立総合医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.71 - P.73

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 症例は19歳,男性。右腰背部痛を主訴に近医を受診し,右後腹膜腸腰筋前面の腫瘍および右水腎症が認められ、精査,加療目的で当科へ紹介となる。腫瘍部の経皮的生検にて悪性線維性組織球腫と診断された。画像上,腫瘍は右総腸骨動静脈を巻き込んでおり,化学療法施行後に腸腰筋,腸管合併切除,右総腸骨動脈血行再建を伴う広範囲な腫瘍摘除術を施行した。術後2年を経過した現在,再発,転移を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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