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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻1号

1999年01月発行

文献概要

症例

混合型同一組織型を示した両側精巣腫瘍

著者: 細川幸成1 影林頼明1 辻本賀洋1 高島健次2 吉田克法1 平尾佳彦1

所属機関: 1奈良県立医科大学泌尿器科 2平尾病院泌尿器科

ページ範囲:P.75 - P.77

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 22歳,男性。両側陰嚢内容の腫脹を主訴に来院した。受診時に精巣は腫大し,弾性硬で圧痛は認めなかった。腫瘍マーカーはLDH 553IU/l,アルファフェトプロテイン521.8ng/ml,β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン2.04ng/mlと高値を示し,画像診断では左右とも精巣は腫大し,内部不均一な像を示した。両側精巣腫瘍と診断し,両側高位精巣摘除術を施行,病理組織では両側同組織型の成熟奇形腫と胎児性癌の複合組織型の診断であった。顕微鏡的脈管内浸潤が認められたため,BEP療法を施行した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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