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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻10号

1999年09月発行

手術手技 基本手技・9

コメント

著者: 荒井陽一1 黒田昌男2

所属機関: 1倉敷中央病院泌尿器科 2大阪府立成人病センター泌尿器科

ページ範囲:P.768 - P.770

文献概要

 膀胱全摘の術式は種々存在し,術者により細かな点で微妙に異なる。本論文でも豊富な経験に基づく独自の工夫が随所に盛り込まれており,興味深く読ませていただいた。膀胱全摘除術は尿管と左右膀胱動静脈の処理などの点を除けば,基本的には前立腺全摘除術と変わるところがない。特に,neobladderを予定して行われる場合は外尿道括約筋への障害を可及的に少なくすることが必要であり,まさに前立腺全摘除術の場合と同様な前立腺尖部への注意深いアプローチが必要である。以下,本論文であまり詳細に述べられていない点や筆者の方法と異なる点などに絞って述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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