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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

症例

尿道再発・陰茎転移により持続勃起症を来した膀胱癌

著者: 小川大輔12 斎藤文志郎1

所属機関: 1江別市立病院泌尿器科 2現 札幌社会保険総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.793 - P.796

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 症例は67歳,男性。膀胱腫瘍にて膀胱全摘除術を施行した(尿道切除術は非施行)。術後11か月頃より,外尿道口からの出血ならびに陰茎部痛が出現した。生検にて尿道再発および陰茎転移と診断した。陰茎は持続勃起状態で疼痛を伴い,様々な鎮痛治療も全て無効であった。その後,疼痛除去を目的に陰茎全摘除術を施行し,術後疼痛は速やかに消失した。激しい局所症状を伴う場合,対症療法としての手術療法は局所コントロールのためによい方法であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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