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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻10号

1999年09月発行

症例

腎細胞癌術後10年目に発生した残存尿管腫瘍

著者: 田近栄司1 松下友彦1 山本肇1

所属機関: 1富山県立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.805 - P.807

文献概要

 症例は75歳,男性。腎細胞癌術後10年目に肉眼的血尿を認め,来科した。左尿管口からの出血を認めた。尿細胞診はclass Vであった。CTスキャンにて左残存尿管の腫大を認め,残存尿管腫瘍の診断で手術を行った。摘出標本の病理所見は,移行上皮癌pT3 G3pN0であった。術後,補助療法として放射線療法を施行した。腎細胞癌術後残存尿管癌としては,本邦3例目と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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