icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻10号

1999年09月発行

症例

陰茎壊疽性膿皮症の1例

著者: 牧角和彦1 古畑壮一1 柳澤直子1 星野孝夫1 岩本晃明1 川口安夫2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科 2川口医院

ページ範囲:P.809 - P.811

文献概要

 38歳,男性。陰茎亀頭部に米粒大の丘疹を認め,次第に自潰し亀頭部破壊および前部尿道瘻を形成したため当科を受診した。細菌検査など諸検査は全て陰性であり,病変部の病理組織診断では非特異的炎症であった。以上より壊疽性膿皮症と診断し,ステロイドによる治療を開始したところ,潰瘍は次第に軽快したため4か月後に終了した。以後再発はみられず,亀頭部の欠損はみられるが尿道からの排尿,性交および射精も可能である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら