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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻10号

1999年09月発行

症例

非セミノーマ巨大精巣腫瘍の1例

著者: 日比野充伸1 永田大介1 伊藤恭典1 山田泰之1 戸澤啓一1 上田公介1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.817 - P.819

文献概要

 14歳,男性。無痛性左陰嚢内腫大を主訴に来院し,左精巣腫瘍の診断のもと,左高位精巣摘除術を施行した。腫瘍重量は1,080gであった。病理組織は奇形腫を中心とした絨毛癌,卵黄嚢腫瘍との混合腫瘍で,CT上にて後腹膜リンパ節転移,多発性肺転移を認め,ステージIII B2であった。術後,PEB療法3コース,EP療法1コース,末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を施行後,後腹膜リンパ節郭清術を施行した。術後25か月現在,明らかな転移は認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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