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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻11号

1999年10月発行

症例

保存的治療で治癒した爆竹による尿道損傷

著者: 常樂晃1 林独志1 島居徹1 内田克紀1 赤座英之1 近藤福次2

所属機関: 1筑波大学臨床医学系泌尿器科 2県西総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.909 - P.911

文献概要

 患者は,25歳,男性。精神的に困窮したため発作的に爆竹を尿道に挿入し爆発させた。尿閉となり近医を受診し,治療目的で当科に紹介され,入院となった。MRIでは尿道構造が消失していた。尿道へのカテーテルの挿入はできなかったため,膀胱瘻を造設した。保存的に治療したところ,排尿障害を残さず自然治癒した。爆竹による尿道損傷の報告はなく,自験例が1例目であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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