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特集 泌尿器科領域の救急疾患—診断・治療の新たな展開
文献概要
急性腎不全における救急処置は,その診断が比較的容易であること,透析治療という有意な治療手段があることから,他の臓器不全に較べ時間的余裕がある。しかし,早期診断,早期治療は腎機能の完全回復に欠かせないことも事実である。また,血液浄化法の進歩は,種々の条件で対応ができるようになり,さらに多臓器不全でのエンドトキシン吸着などの臨床応用開始は,今後の新たな治療法の出現を期待させる。
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