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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻12号

1999年11月発行

特集 泌尿器科領域の救急疾患—診断・治療の新たな展開

腎臓—腎外傷

著者: 宮川絢子1 小川由英1

所属機関: 1琉球大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.941 - P.947

文献概要

 本邦における腎外傷の多くは非開放性腎外傷であり,交通事故,転落事故,スポーツ外傷がその主な原因である。腎外傷の多くは保存的治療で軽快するが,重症例においては緊急手術を要することもあるため,病態を速やかに把握し,その重症度を診断した上で治療方針を決定しなくてはならない。腎外傷を治療する上で優先されるべきものは,生命予後,続いて,合併症の防止と腎機能温存であるが,治療方針の決定は必ずしも容易でないことも多い。本稿では,腎外傷の診断,治療の概略について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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