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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻12号

1999年11月発行

症例

膀胱腫瘍手術後に診断困難であったMRSA性右股関節炎症

著者: 平井耕太郎1 山田哲男1 村山鉄郎1

所属機関: 1国立相模原病院泌尿器科

ページ範囲:P.1003 - P.1005

文献概要

 膀胱癌の診断で膀胱全摘除術後にMRSAによる骨感染症を来した症例を報告する。膀胱全摘除術後MRSAの敗血症を来しVCMによる治療ののち全身状態は改善したが,股関節痛や持続的なCRP上昇を認めた。骨シンチで右股関節,肋骨などに集積の亢進を認め,多発性骨転移が疑われた。数か月後,集積の亢進は肋骨その他の部位で改善したため,骨,関節感染症が疑われた。股関節穿刺培養でMRSA感染症と診断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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