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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻12号

1999年11月発行

文献概要

症例

陰茎異物に起因する壊死性筋膜炎

著者: 木全亮二1 渡辺潤1 塩路豪1 服部智任1 堀内和孝1 秋元成太1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.1011 - P.1013

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 症例は22歳,男性。10歳のとき,会陰部にボルトを挿入されたが無症状のため放置していた。会陰部の有痛性腫脹および尿閉を主訴に,当科を紹介され受診した。骨盤部単純撮影にて,会陰部に輝度の高い異常陰影を認めた。以上より,金属ボルトに起因する壊死性筋膜炎を疑い,同日に異物摘出術および切開排膿術を施行した。ボルトが2本,尿道海綿体に接し並行に埋没し,異物摘出後,尿道に直径2cm弱の穿孔を認めた。術後1年間,特に後遺症は認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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