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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻13号

1999年12月発行

文献概要

症例

結節性硬化症を伴う腎血管筋脂肪腫に合併した腎細胞癌

著者: 角田雄一1 石井龍1 平塚義治1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院泌尿器科

ページ範囲:P.1081 - P.1083

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 症例は30歳,男性。1歳時に結節性硬化症と診断された。右背部痛を主訴に受診した。超音波,CT,MRl検査で両側腎に腫瘤を認め,腎血管筋脂肪腫が考えられたが,傍大動脈リンパ節の腫大も認めたため,腎悪性腫瘍の可能性も示唆された。経過観察中に患者は胃潰瘍による吐血で死亡した。剖検後の病理組織診断で,両側腎に腎血管筋脂肪腫と腎細胞癌が同時に存在していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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