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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻2号

1999年02月発行

綜説

膀胱頸部の狭窄を示す疾患

著者: 矢野雅隆1 安田耕作1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院泌尿器科

ページ範囲:P.103 - P.111

文献概要

 膀胱頸部の狭窄を示す疾患(いわゆる膀胱頸部硬化症)は,女性には少ないが男性では20%の頻度で認められるといわれる。50歳未満で診断されるが,50歳を越えると発生率が激減する。前立腺肥大症が50歳から急増することから誤診されている可能性がある。2つの基本的な型に分けられる。1つは器質的狭窄で,もう1つは機能的狭窄である。器質的な狭窄が多いと思われるが,神経障害や前立腺肥大症が加わると機能的要素が加味されると考えられる。前立腺肥大症と同じ下部尿路症状を来す疾患であるので,さらに研究されてもよい病態である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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