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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻2号

1999年02月発行

症例

血液透析患者に発生した前立腺癌

著者: 相澤卓1 大野芳正1 金泰正1 三木誠1 中尾俊之2 小路良3

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科 2東京医科大学腎臓科 3南大井クリニック

ページ範囲:P.167 - P.169

文献概要

 症例は53歳,男性。腎硬化症のため,透析中に尿閉となり来院した。直腸診にて前立腺癌を疑い,生検にて低分化腺癌であった。T3NOM1と診断し,抗男性ホルモン療法を開始した。現在,治療開始後6年であるが,骨シンチグラム上も集積像は軽快し,経過良好である。透析患者に悪性腫瘍が発生する率が高いと報告されているが,前立腺癌の報告は比較的少ない。本邦にて報告された経過の明らかな9例を集計し,検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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